N.P

Four young people fascinated by the book N.P meet over the summer in Japan.
They all share a connection or history with this collection of
autobiographical stories written by the late Sarao Takase.
The film uses their complex web of relationships to reflect on how a translation
relates to its original, fiction to reality; and on their often incestuous interaction.

 

自殺した小説家と子どもたちをめぐる愛の物語が字幕とともに語られる
現代の”サイレント映画”。

物語は「N・P」という一冊の本から始まる。著者の高瀬皿男は48歳で自殺を遂げていた。97の短編からなるその小説に、未収録の98話目の存在が明かされる。その98話に描かれていたのは、実の娘に恋する男の話――。それを翻訳していた庄司もまた、自ら命を絶ってしまう。
ある夏、庄司の恋人だった風美は、高瀬が遺した二卵性双生児の姉弟、咲と乙彦と出会う。さらに、庄司の形見の98話目の原稿をねらう女(翠)も現れる。「N・P」によって結びつけられた4人の若者をめぐる特異な愛の物語が、鮮烈な夏の光の中で描かれていく。

吉本ばななの初期作品で、ファンも多い傑作長編『N・P』を、ベルギーを拠点とする映像作家リサ・スピリアールトが映画化。

Genre / ジャンル:
Drama / ドラマ
Country / 国名:
Belgium / ベルギー